(株)ワタリ青果WATARI SEIKA

21世紀の幕開けとともにスタートする

青果物の流通機構は「卸売市場法」という法律に定められており、青果の卸売市場のなかで仲卸(問屋)になりたいといっても、いろいろと資格や条件があっておいそれとはいきません。そのためワタリは、創業から「市場外卸問屋」という業態をとってきました。しかし、20世紀の終わりに転機がやってきます。
東京都からのお誘いを受け、多摩ニュータウン市場に仲卸として出店することになったからです。しかし、「卸売市場法」では本社を市場内に置かなければなりません。そこで、2000年12月に急きょ「株式会社ワタリ青果」を設立し、21世紀がまさに幕を開けた2001年1月15日から業務を開始したのでした。首都圏にあるいろいろな卸売市場から集荷して、さまざまなお取引先に販売を行っていますが、そのなかにはワタリの沖縄支店や北海道支店も含まれています。

PHOTO GALLERY

  • オフィスの様子

  • カット場も完備

  • 小分け包装作業

  • 夜明けとともにビジネス始動

    卸売市場は夜明けとともに活動を開始します。早朝、ワタリ青果のもとにはいくつかの卸売市場から荷物が運び込まれ、テキパキと荷捌きが行われます。のんびりやっていては、鮮度が落ちるばかりですから……

  • 神業級のドライビングテクニック

    市場内の広い敷地を縦横無尽に走り回るワタリ青果のフォークリフト。物流担当者のドライビングテクニックはまさに神業級で、荷物の素早い積み下ろしで業務の効率化に大きく貢献しています。

  • 沖縄への長旅を支える冷蔵コンテナ

    ワタリ青果が首都圏で集荷した高品質で鮮度のいい青果物は、沖縄にも出荷されています。その長旅を支えているのが大型の冷蔵コンテナで、積み込みにあたってもさまざまなノウハウが求められるのです。

  • 緑にあふれた周辺環境

    多摩の丘陵を切り開いてつくられたのが、東京の多摩ニュータウンです。いまでも緑があふれていますが、多摩ニュータウン市場のなかにあるワタリ青果のオフィスは、こんな好環境のなかにあるのです。

MESSAGE

青果物で食卓を豊かにしていきませんか

ワタリ青果は、首都圏の卸売市場から美味しくて鮮度のよい野菜と果実をセレクトして、全国へお届けする仕事をしています。
青果物は、工場で生産される商品と違い、生産地の天候や自然災害の影響によって急に品質・味が変わってしまいます。また、同じ品目でも四季によって日本列島を南から北、北から南へと適地適作の産地が移動していきます。
さらに、同じ産地の同じ商品でも天候が悪いと正品の収穫量が減るため相場(原価)が高くなり、逆に天候が良くて収穫量が増えると相場(原価)が安くなります。少し変な話しですが、商品の価格が「品質が悪いと高くなり、品質が良いと安くなる」のが、青果物業界の特徴と言えるでしょう。
天候で常に変化する産地の状況を把握して、品質・価格といったバランスや産地切替えのタイミングを見極めて「安定供給」を実現することが青果のプロとして腕の見せどころであり、この仕事の楽しいところだと思います。
ただ決められた同じ作業を行うのではなく、常に変化する相場・品質に臨機応変に対応し、お客様のニーズにお応えする。自ら考えて動く「考動力」のある方、私たちと一緒に青果物で食卓を豊かにしていきませんか。

株式会社ワタリ青果 常務取締役 佐藤浩司

INFORMATION

所在地 〒206-0025
東京都多摩市永山7-4 多摩ニュータウン市場内
TEL 042-355-8300(代)
アクセス 京王相模原線 京王永山駅からバスで約15分