成田流通センターNARITA DISTRIBUTION CENTER

輸入青果物を自社ですべてハンドリング

ワタリは、輸入青果物商社という顔ももっています。その荷物は主に成田国際空港から入ってくるわけですが、それを自社ですべてハンドリングしたいと、1995年につくったのが成田流通センターです。輸入商社が独自の施設をもって、通関後の荷受けから検品、パック加工や物流まで自社の手で行うのは画期的なことでした。
他人任せにするのではなく、自社で輸入したものは自社で品質をチェックし、パック加工まで行うことでお取引先からの信頼が高まり、スーパーマーケットとの直接のお取引も増えていきました。
地理的にいえば、成田国際空港から程近い富里市内にあります。ここはスイカの名産地で、毎年6月には、スイカでのどを潤しながら走る、ちょっとユニークな「富里スイカロードレース大会」が行われます。

PHOTO GALLERY

  • オフィスの様子

  • 大型冷蔵庫

  • カット室

  • 海外の生産地と直結した品質管理体制

    成田流通センターでは、輸入された青果物を自分たちでただちに検品できます。そこで少しでも品質的に問題があれば、生産地にただちにレポートが送られ、現地での品質向上に向けてフィードバックされるようになっているのです。

  • かぼちゃは船のなかで追熟する

    成田流通センターに運ばれる青果物のなかで、唯一かぼちゃだけは2週間ほどかけて船便で日本にやってきます。かぼちゃは収穫後しばらく置いておいたほうが、追熟して美味しくなるからです。

  • 空を飛んできた青果物たち

    成田流通センターで取り扱っている青果物は、かぼちゃ、オクラ、アスパラガス、ベビーコーン、マツタケ、アメリカンチェリーなどです。かぼちゃを除いた青果物は、みんな空を飛んで日本にやってきたものばかりです。

  • 輸送方法も産地とともに考える

    かぼちゃは巨大な木箱に入れられて輸送されてきますが、箱のつくられ方によってかぼちゃが傷んでいたりすることがあります。この場合は原因を究明し、産地とともに箱の改善などを考えることも仕事になります。

MESSAGE

自社の冷蔵倉庫を自在に使って鮮度を保つ

青果物は低温流通という方法で物流を組み立てていきます。しかし、「低温」だからといってみんな同じ温度でいいかというと、それぞれの青果物でお好みの温度があるのです。また、湿度が高いのがいいもの、逆に低いのがいいものもあります。成田流通センターには5基の大型冷蔵倉庫があり、そこに保管する商材に合わせて温度・湿度を自在に調整できるようになっています。これで、ワタリのポリシーがキープできるというわけです。
人間が生きていくうえで「食」が最も重要なファクターであり、それにかかわる仕事をしたいと思いワタリに入社しました。青果物は、ある面でお天気任せの厄介な商材ですが、それだけに奥が深く、やっていて飽きることがないですね。

成田流通センター長 山﨑 裕司

INFORMATION

所在地 〒286-0211
千葉県富里市御料877-62
TEL 0476-92-8211(代)
アクセス 東関東自動車道 富里I.C.から車で約15分