流通・ベンダーDistribution / Vendor
すべての段階で温度管理を徹底
高品質な商品を
おいしく食べていただくために
一口に青果物といってもさまざまな種類があります。そして、これらは品目ごとに流通時の適正な温度が異ります。これらをすべて同じ温度帯で扱えばコストダウンになるかもしれません。しかし品目によっては冷えすぎたり、温まりすぎたりすることで鮮度劣化を招いてしまいます。ワタリは、この課題に真正面から取り組み、流通段階からパック加工やカット加工、お取引先のスーパーマーケットや宅配サービスのピッキングにいたるすべてのプロセスで、コールドチェーンを徹底しています。
さらに、遠距離輸送をする際には流通時間の短縮も鮮度保持に欠かせません。ワタリでは遠隔地への輸送において、他社が船便を使うところを陸上輸送にしたり、あるいは航空便にしたりと、コストよりも鮮度を優先したりもします。
プロの目利きで品質を見極める
野菜は「鮮度」、果物は「おいしさ」を基準にチェック
青果物は「いきもの」です。寿命が尽きると腐ってしまう運命にあります。また、天候によって出来が大きく左右されますし、同じ品目であっても、産地や栽培方法によって食味が異なるなど、取扱いがとても難しい商品です。
これらを見極めて高品質な商品を流通させていくためには目利き力が不可欠です。ワタリでは、すべてのプロセスで厳格なチェックを行い、鮮度や品質の管理において万全の体制で臨んでいます。
果物に関しては味を追求するために時間の経過を必要とする「追熟」といったケースもあります。これを見極めるのもプロフェッショナルとしての技なのです。
ベンダーとして各地の大手量販店に青果物を納品
高品質な青果物の供給で各地の顧客に貢献
ワタリは北海道から沖縄までの日本各地で、それぞれのエリアを地盤に量販店を展開する大手流通企業に青果物を納品するベンダー事業も展開しています。ここでも「お客さまに美味しく最後まで食べきれる商品を流通販売する」というポリシーで、お取引先から高い評価をいただいています。
たとえば沖縄の場合、青果物の多くは県外から船便で輸送していますが、毎年夏には台風の影響でこの船便が欠航することも珍しくありません。ワタリはこのような緊急事態が起きた場合、急きょ船便から航空便に切り替え、絶対に欠品を起こさない体制をとっています。これによって、お取引先の量販店の店頭には普段どおりに鮮度の良い青果物が並び、地元の消費者から大変喜ばれているのです。