ワタリの歴史と未来History and Future
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1972〜創業期
1972年前身の有限会社渡利商会を立ち上げました。翌年には、戦後初の経済成長率がマイナスになるなど日本経済は混乱を極めている中、1974年に株式会社ワタリを設立し、現在の国内事業の原点を築きました。1980年代の日本は、高度経済成長や安定成長を通じて、経済規模が拡大の一途をたどる中、弊社も北海道に拠点を開設(現:北海道支店)や本社の拡張に伴う移転など、事業を拡張していきました。
- 1972.5
- 有限会社渡利商会を創設する
- 1974.4
- 有限会社渡利商会を改組し、株式会社ワタリを設立。
本社を東京都三鷹市に置く - 1975.11
- 本社を東京都調布市に移転
- 1976.9
- 松茸の輸入を開始
- 1981.10
- 北海道札幌市白石区に札幌営業所を開設
- 1986.10
- 本社を東京都府中市白糸台に移転
当時の時代背景・出来事
- 1972
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- 日中国交正常化
- 沖縄返還
- オイルショック
- 1973
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- 第四次中東戦争
- ベトナム戦争終結
- 1977
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- エジプト・イスラエル和平条約締結
- 1979
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- イラン革命
- 1980
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- ソ連のアフガニスタン侵攻
- 1981
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- レーガン大統領暗殺未遂事件
- 1983
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- レバノン内戦にアメリカ軍が介入
- 1985
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- 中越戦争
- 1986
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- チェルノブイリ原発事故
- 昭和天皇崩御
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1987〜変革期
1990年代から2000年代は新しい商材や産地を求めて、輸入青果物の仕入を強化しました。2000年以降には、中国野菜における残留農薬問題などが取り沙汰され、輸入青果物は、世間からの風当たりが強くなり、弊社も大きなダメージを受けました。農薬管理を目的にフィリピンでオクラを生産・輸出する現地法人グリーンスタープロデュースを設立しました。
- 1991.12
- 神戸営業所を兵庫県神戸市中央区に開設
- 1995.8
- 成田流通センターを千葉県富里市に開設
- 1996.6
- 資本金を9,800万円に増額
- 1997.7
- 札幌営業所を北広島市大曲工業団地へ移転
- 2000.6
- 新宿オフィスを東京都新宿区に開設
- 2000.12
- 本社から国内部門の一部を分離し、株式会社ワタリ青果を設立
- 2001.3
- 本社と新宿オフィスを東京都府中市宮町に移転統合
- 2002.12
- 株式会社ワタリ青果にて沖縄営業所を沖縄県宜野湾市に開設
- 2003.10
- 神戸営業所を関西支社として改組
- 2007.5
- グリーンスタープロデュースフィリピンを設立
- 2007.6
- 成田営業部を東京都府中市へ移転し、東京営業所を開設
- 2007.11
- 株式会社ワタリ青果にて高知営業所を高知県高知市に開設
当時の時代背景・出来事
- 1987
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- 中国の天安門事件
- 1988
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- ソ連のアフガニスタンからの撤退
- 1989
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- ベルリンの壁崩壊
- 1990
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- 東西ドイツ統一
- ソビエト連邦が崩壊
- 平成天皇即位
- 1991
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- 湾岸戦争勃発
- バブル崩壊
- 1995
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- オウム真理教による地下鉄サリン事件
- 1997
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- 香港が中国に返還
- 1999
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- コソボ紛争勃発
- 2001
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- アメリカ同時多発テロ事件が発生
- アメリカがアフガニスタンに侵攻
- 2003
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- アメリカがイラクに侵攻
- 2004
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- 中国でSARSが流行
- 2006
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- レバノン紛争勃発
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2008〜第二創業期
リーマン・ショックの影響により世界的に景気が後退する中、2008年に現代表取締役社長が就任しました。就任後は、生産性の向上を目的に設備の導入や施設の改修などをはかりました。また、青果物の付加価値を創造するため、根張星(品種名:ネバリスター)を産地と協力してプロデュースしました。そして、2015年にワタリグループ中期5ヵ年経営計画を策定し、組織力と営業力の強化をはかり、経営改革をスタートしました。
- 2008.2
- 札幌営業所を北海道札幌市東区へ移転
- 2008.4
- 株式会社ワタリ青果の沖縄営業所と高知営業所を株式会社ワタリへ移管
- 2009.3
- 高知営業所を閉鎖
- 2009.7
- 札幌農産センターを北海道札幌市西区に開設
- 2011.9
- サイアムアグロスター社をタイに設立
- 2011.9
- 根張星の商標登録を取得
- 2012.12
- 札幌農産センターを北海道江別市東野幌町へ移転(江別農産センターに名称変更)
- 2014.7
- 東京営業所を東京都新宿区へ移転
- 2015.4
- 第一次中期5ヵ年経営計画発表
- 2015.11
- ワタリアジア社をフィリピンに設立
- 2017.3
- 札幌営業所に業務用生ごみ処理機を導入
- 2017.4
- 日本国内の営業事業所を改組
東京営業所を東京支店に改組
関西支社を神戸支店に改組
札幌営業所を北海道支店に改組
沖縄営業所を沖縄支店に改組 - 2018.1
- 江別農産センターにシュリンクパック包装機ラインを導入
- 2018.5
- タイのサイアムアグロスター社を閉鎖
当時の時代背景・出来事
- 2008
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- リーマン・ショックが発生
- 2010
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- 中国で四川大地震が発生
- 2011
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- 東日本大震災が発生
- 東日本大震災による津波で福島第一原子力発電所が事故を起こす
- 2012
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- シリアで内戦が始まる
- 2015
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- イスラム国がパリで同時多発テロを起こす
- イギリスがEU離脱を決定する
- 2017
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- アメリカがシリアでイスラム国に対する軍事作戦を開始する
- 2019
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- 香港で民主化デモが始まる
- 令和天皇即位
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2020〜成長期
私たちは、生産地と消費地を結ぶコーディネーターから、青果物に新しい付加価値を創造するプロデューサーとして、オンリーワン・カンパニーを目指すべく、走り出しました。2022年に創業50周年を迎え、これまでの成功体験や固定観念にとらわれることなく、その時代や状況にあった新しいワタリを目指していきます。
- 2020.3
- とろおくらの商標登録を取得
- 2020.4
- 第二次中期5ヵ年経営計画発表
- 2020.5
- さつ姫の商標登録を取得
- 2020.8
- 沖縄支店にてデジタルアソートシステムを導入
- 2020.12
- フィリピンのワタリアジア社を閉鎖
- 2021.4
- 販促サイト「For Your Healthy Life」を立ち上げる。
- 2021.10
- 江別農産センターに生産性向上管理システムを導入
- 2021.12
- 野菜を食べようプロジェクトの野菜サポーターに認定
- 2022.1
- 成田流通センターにてJFS-A規格認証を取得
- 2022.2
- 北海道支店にてJFS-B規格認証を取得
江別農産センターにてJFS-A規格認証を取得 - 2022.12
- 北海道支店にピロー包装機ラインを導入
- 2023.2
- 江別農産センターに半自動結束機ラインを導入
- 2024.4
- 営業企画部を販促企画部に変更
当時の時代背景・出来事
- 2020
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- 新型コロナウイルス感染症が世界中で流行
- 東京オリンピックが延期
- 2021
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- 新型コロナウイルス感染症の流行が続く
- 東京オリンピック開催
- 2022
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- ロシアがウクライナに侵攻
- 世界的な食料危機が発生
- 世界的なインフレが発生
これからのワタリ 未来への想い
産地にも消費者にも近いワタリだからこそ
農業のサステナビリティを支えたい
Creating added value for fruit and vegetables
Vision
ワタリはこれまで、新鮮でみずみずしく、お客様の手元に届いた後も最後まで美味しく食べきっていただける青果物をお届けすることに心血を注いできました。もちろん、それは今後も変わりません。加えてこれからは「青果の新しい価値を創る」ことも、今の時代から与えられたワタリの使命であると考えています。
農家の高齢化による担い手不足は、少子化による人口減だけでは収束しない喫緊の課題です。健全な農業経営ができる環境を作り、若い世代の担い手を増やして日本の農業を守っていくには、青果物が価格だけで判断されないよう、新しい価値を加えることが欠かせないのです。
「青果のトータルプロデュース」で
食と農に貢献を
新しい生活様式の中では、「生産者の顔やこだわりが見える」ことや、「美味しい食べ方や保存法」といった青果物の魅力を引き立てる情報が、消費者の食生活に彩りを加えてきました。これから必要なのは、青果をただ流通させるだけではなく、産地や小売をも巻き込んで情報発信し、新たな価値を加えて届けることではないでしょうか。ワタリはこれを担う「青果のトータルプロデューサー」となって、食と農に貢献していきたいのです。