産地リレー・開発Production Relay & Development
おいしい青果物を産地リレーで周年安定供給
産地切り替えの見極めには
プロの眼が必要
日本には四季があるため、同じ作物でも産地が移動します。夏は涼しい北海道・東北・信州地方の産地、冬は温暖な九州・四国地方の産地、春と秋は関東地方の産地で旬を迎えます。ワタリでは、各品目で最適な産地リレーを行い、1年を通しておいしい青果物を仕入れて供給しています。
商品によっては需要と供給のバランスにより、国産品と輸入品を組み合わせることがあります。しかし青果物は天候によって毎日状況が変化するため、国内産地の切り替えのタイミング、あるいは国産と輸入を切り替えるタイミングがありますが、その見極めは非常に難しく、青果のプロの眼が必要不可欠なのです。
グローバルな視点から青果物を安定供給
1年を通して美味しい青果物を
消費者にお届けしたい
もともとアスパラガスは春~夏に旬を迎える作物で、かつては秋から冬場にかけて日本の店頭にほとんど並べられていませんでした。
しかし海外では、この時期に旬を迎える産地があります。
ワタリは1980年代の後半、ここに着目して、アメリカ・カリフォルニア州の産地からアスパラガスの輸入を開始。その後、オーストラリア、メキシコ、ペルーなどの産地も開発してきました。海外の産地をリレーすることによって、1年を通して美味しいアスパラガスを日本の消費者に楽しんでいただけるようにしたのです。
これを契機に、国内産と競合しない品目、競合しない時期の青果物をベースに海外の産地を開発してきました。現在では、オクラ、かぼちゃ、パプリカ、ブルーベリー、アメリカンチェリーなど輸入青果は多品目にわたり、国内産とこれらを組み合わせることによって青果物の安定供給を実現しています。
生産者の方々とともに売れる商品をつくりだす
消費者の期待を裏切らない商品をつねに探求しています
青果物は、新鮮でおいしくて安全であることが最低にして最大の条件になります。これをベースにして、いま消費者はどのような商品を求めているのかを考えなければ、売れる商品をつくることはできません。
ワタリは、生産者の方々とこうした認識を共有することで「消費者が求める商品」=「売れる商品」を作りだし、生産者と消費者のWin-Winの関係を築きたいと考えています。そのために、営業や仕入れを担当するワタリのスタッフたちは、こまめに産地へ足を運び、生産者の方々とのコミュニケーションを深めています。